ラテラルシンキングとは何か?ロジカルシンキングとの関係は?おすすめの本も紹介します

こんにちは、大杉もとのりです。 先日、 エッセンシャル思考についての記事を書いたのですが、 今回はラテラルシンキングという思考法と、 ビジネスをする上で重要とされる、ロジカルシンキングについて、 この2つの思考法の関係性を交えて解説します。 ロジカルシンキングとは、一言で言うと「論理的な思考」のことです。 でも、論理的な思考と言ってもわかりにくいですよね。 この後、詳しく説明しますのでここでは、 「めちゃくちゃ考えて、みんなが納得する、理にかなった答えをだす」 と、ざっくり理解してもらえれば大丈夫です。 これは大半の方が、何かしらの問題解決をするときに使っているはずです。 ロジカルシンキングが理解できない、頭ではわかっていても馴染めない。 ロジカルシンキングだけでは乗り切れない状況に陥った。 こういった方は、ラテラルシンキングの思考法を身につけることで、 現在の状況を改善できるでしょう。 エッセンシャル思考についてはこちら↓ https://teleworker-aim.com/essential-thinking/
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ラテラルシンキングとは何か?発想の枠を広げる思考法です

ラテラルシンキングとは何かというお話しをしてくわけですが、 まず、ロジカルシンキングについて先に知っておいたほうが 理解が深まりますのでこちらから説明します。 ロジカルシンキングとは垂直思考と呼ばる論理的な思考のことです。 なぜ垂直思考と呼ばれるかというと、物事を順番に積み上げながら、 筋道を立てて正解を導いていくからです。 そして、ロジカルシンキングは論理的に積み上げていくので、 これが正解と言える答えがあります。 これに対し、ラテラルシンキングは水平思考と呼ばれ、順番や過程は問題になりません。 極端な話、最初からいきなり結論に達してもいいわけです。 そして、ラテラルシンキングには唯一の正解という概念はありません。 どんなものでも問題の解決につながるのなら全て正解です。 唯一の正解どころか、答えは多ければ多い方ほど良いです。 「普通はこうだ」とか「こうするのが常識」のような考えは必要ありません。 (常識という先入観はラテラルシンキングにとって天敵です!) 自由に発想して様々な可能性を探っていきましょう。 ロジカルシンキングとラテラルシンキングを比較すると、
「過程」を問われるのがロジカルシンキング、 「結果」を問われるのがラテラルシンキングということです。
積み上げるロジカルに対し、ジャンプするラテラルとも言われています。 わかりやすいように表にまとめてみました。 ラテラルシンクングとロジカルシンキングの比較表

ラテラルシンキングで得られるもの!メリットを4つ説明します

ラテラルシンキング思考のメリット
1. 自由に発想することができる 2. 新しいものが生まれる 3. 問題が最短最速で解決できる 4. お金や時間を節約できる

自由に発想することができる

ラテラルシンキングは常識に縛られません。 物事をいろんな角度から見ることを心がける思考法ですので、 これまでの常識や前提条件、枠組みにとらわれず自由な発想をすることができます。 例えば、ミシュランの3つ星をとりたい飲食店のオーナーがいるとします。 ミシュランの3つ星は簡単にはとれません。 店、サービス、料理と全てが一流でなければ星は1つももらえないのです。 星を獲得するためには、店の外装や内装、調度品などお金をかけてこだわります。 そして一流のサービススタッフやシェフを雇い、シュミレーションを重ねてから、 満を辞して開店します。 そして完璧なサービス、料理を数年間継続することで実績が認められ、 運が良ければ星が1つもらえるでしょう。 スタッフ全員がさらなる高みを目指し、試行錯誤しながら努力すれば、 目標の3つ星も夢ではありません。 これらはロジカルシンキングの考え方です。 しかし、ラテラルシンキングは、 「栄誉あるミシュラン3つ星レストランのオーナーになる」 ということに本質をおき、自由に発想します。 そうすると、
・最初から3つ星レストランを丸ごと買い取る。 ・3つ星レストランのオーナーの一人娘と結婚して跡継ぎになる。
こういう結論も出せます。 なぜ自分の店を3つ星レストランにしたいのかという前提条件自体を疑う事から始めます。 本質はオーナーになる事なので、自分の店を3つ星にする必要はないのでは? と考えると、先ほどの2つの選択はありですよね。 もちろん、現実にはそう簡単にはいきませんので考え方として理解して下さい。 このように当たり前という考えを疑うことにより、 意外な方法で問題解決につながることがあります。

新しいものが生まれる

常識や前提を疑うことで全く新しいものが生まれやすくなります。 新しいものと言ってもゼロからつくるのではなく、異質なものを組み合わせたり、 既存の価値観を逆転させることで、これまでなかったことが生み出せます。 常識にとらわれず発想することで 「知っているけど意外と気がつかない」 驚きのアイデアを発見することができます。

問題が最短最速で解決できる

ラテラルシンキングでは問題を解決するための手段は問われません。 そうは言っても、法律やモラルに反することはダメですよ。 先ほどのレストランの例のように何年もお金と努力を積み重ねて、 3つ星を獲得するより、買い取ったり、身内になった方が早いし確実ですよね。 (この場合はあくまで3つ星レストランのオーナーになるのが目的ですので) このように間を端折って最短ルートで目的に達することができます。

お金や時間を節約できる

ラテラルシンキングで発想すると、お金や時間、 そして手間まで大幅に節約できることがあります。 これも先ほどの二番めの例に当てはめると、 3つ星レストランの後継者になることで、 新しく店を作り、人を集め育て、維持する。 という途方もない努力とお金と時間が劇的に節約できます。

ラテラルシンキングの必要性は?これからの日本人に必須です!

これまでラテラルシンキングについて説明してきましたが、 そもそも、我々には必要なのでしょうか? 日本の教育は圧倒的にロジカルシンキングです。 正解を理由と一緒に考え、一つの結論をだすことを求められます。 しかし、ロジカルシンキングにこだわりすぎると、視野が狭まり、 新しいものが生み出せなくなります。 そうすると、自分で考える機会が減り、変化に対応できなくなります。 これからは今まで以上に個性が求められる時代に突入します。 変化に対応できないと時代に取り残され、AIに取って代わられます。 そうならないよう、ラテラルシンキング思考を取り入れましょう。 ここで、誤解のないように説明しておきますが、ロジカルシンキングと、 ラテラルシンキングは真逆の対立した考えというわけではありません。 なので、問題を解決するとき、どちらかを選択する必要はありません。 組み合わせることで両方の利点を活かせます。 ラテラルシンキングでたくさんの選択肢を用意し、 現実に実行可能か、問題点や方法をロジカルシンキングで考える。 これがベストです。

ラテラルシンキングを身につける方法!日頃から3つのことを意識すること

どうやったらラテラルシンキングは身につくのでしょうか? それは頭の中に、ラテラルシンキングができる環境を作ることが重要です。 今回紹介してきた事例のように、
・本質を見抜く ・これまでの常識を疑う ・偶然の発見を見逃さない
これらを重要とらえ、日頃から意識し、アンテナを張ることで、 次第に身についてきます。

まとめ

・ラテラルシンキングは常識にとらわれない。 ・自由な発想であっと驚く問題の解決方法を見つけられる ・ラテラルシンキングとロジカルシンキングの組み合わせは最強 ・日頃からいろんな角度で考える訓練をする
今回はこちらの本を参考にさせていただきました。 (一部、引用に近い文章があります。) この記事を読んで興味を持った方はぜひ読んで理解を深めて下さい。 アマゾンプライムの会員だと、今回参考にした「ずるい考え方」は無料で読めます。(記事執筆時) 私も3年ほど前からはいっていますが、書籍以外もコスパが最高です。 アマゾンプライムのページはこちら アマゾンプライムへのリンク 本を読む時間がないという方はこちらの方法がおすすめです。 https://teleworker-aim.com/speech-function/

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